「マスターの教え」の中で、著者のジョン・マクドナルドは、登場人物のマスターの言葉に託して、
「正しい態度でいれば、すべての状況はコントロールできる。」と述べている。
強く印象的で、この確信し切った霊的な言葉は、
「マスターの教え」を読む度に、私をとてもワクワクさせる。
こうまで著者に云わしめるその信念の発端は何なのか、
私の著者への興味は尽きないが。
また同じように、マーフィー博士は、
「マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法」
(マーフィー”無限の力”研究会[訳] 三笠書房)の
≪「いつか」を「今日、ただいま」に変えなさい≫の章の冒頭に、
「人は誰でも、自分が思うとおりの人生を、主体的に生きることができます。
自ら潜在意識をコントロールし、それを動力として働かせればいいのです。」
と述べ、ジョン・マクドナルの上述した言葉に、
意図的でなく根拠を与えている。
ジョン・マクドナルド自身も、また
「人は、素晴らしい力を持っている」
「あなたの中に存在する力に同調することを学べば、あなたが得たいと思うものは、
何であっても、潤沢に得られる。」
(前出「マスターの教え」より引用)
と述べ、潜在意識の無限なる力の活用を作品を通して強く唱えている。
私は、この賢人2人の対比を通して、
あえて潜在意識の持つ力の意義をあらためて強調したみたかった。
今日のブログでは、マーフィー博士の前出の著作からの示唆に注目した。
願いの先延ばしは、してはいけないということについて。
それは、
「いつの日か、○○になる」という雛形に該当するような、
願いの仕方がダメだということだ。
マーフィー博士は、
「すべて願うものは、いま、そこにあることを確信してください。」
(前出「マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法」より引用)
という。
さらに、
「『いつの日か、きっと大物になってやる』と願っても、
何の意味もありません。」
それを願うならば、
「願いを先延ばしせず、いまこの瞬間に強く願うのです。」
(前出「マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法」より引用)
と述べ、その根拠は、なぜなら、
「あなたが望むことは、何であれ、原則として、
すでにあなたの中にあるのです。」
(前出「マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法」より引用)
という示唆だ。
それを知って、
「いま、願ったが、何も起こらないじゃないか」と、
反駁する者もいるだろう。
確かに、その通りだ。
潜在意識の活用は、怪しい何かの魔法でもマジックでもないので、
ほとんどの場合は、いますぐその場で、何かを実現するわけではない。
だが、マーフィー博士の主張の本質は、
願いの実現を先の未来に託すように願うなと言っている。
いま強く願えと言っているのだ。
そこを間違えてはいけない。
欲しいもの、願いの実現は、潜在意識の働きに託せと言っているのだ。
潜在意識が一旦、願いを受け入れれば、
実に素晴らしいタイミングで、極めて適切な状況の中で、それを実行してくれる。
そのことを確信していればいいというのだ。
マーフィー博士は、願いは先延ばしせずに、その方法は次のように
「想像の中で理想とする状態を生き生きと描き出し、それを鮮明にしましょう。」
(前出「マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法」より引用)
という。
もう一度、ジョン・マクドナルドの言葉を引用したい。
「幸福を追求することは、人間の正しい本性である。」
(前出「マスターの教え」より引用)
私たちは潜在意識に正しく願い、その具現化されたものを受け取る権利があるのだと
認識する必要がある。
★過去リンク
夢見についての気づき 2020年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/1084/
夢見についての気づき 2019年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/2798/