夢見心地☆無意識の落とし穴 ★19#0154

天王洲 isle夜景 フィリピン-ピリピン

前回、深い穴ということで、落とし穴を話の導入に用いたが、それとあえてリンクさせたつもりではないが、このブログタイトルを無意識の落とし穴とさせたいただきたい。
私たちは、身体の維持のために無意識に活動できるようにそのように造られている。

だから、自然に呼吸し、血液が循環し、心臓も動く。お腹が空く。内蔵も相応に栄養を吸収してくれる。細胞も活発に新陳代謝を行ってくれる。
さらに、眠くなる。起きる。歩いてどこかへいく。などなど、日常生活の殆どは、無意識に、よっても、うまく事が運ぶようなシステムが内在している。

そんなことをあえて言わなくても誰もがそのことを理解しているだろう。
だが、私たちは、あまりにそれが自然に行われているので、それらが、すべて無意識の働きであることについては、ほとんど意識的には気がついていない。

そして、それら無意識の働きは、実は、私たちの物理的活動の他に、精神活動にも、同じように大きな影響を与えている。そこで無意識に支配されていることなどは、ほとんど意識していない。たとえば、
無意識に何かを考え、考えなくていいことに、思い悩み、そして無意識に苦しむのだ。

一方で、予感などは、無意識のレベルで働くということについては、ある程度、誰しも気づいていることではある。

その精神活動における無意識についてだが。
何かの本に書いてあって、それがどれだったのか思い出せないのだが。その上で、あえて曖昧な記憶で語らせていただくと、人間は、元来ネガティブにできているというような記述があった。

厳しい環境の中で生き抜くために、あるいは生物間同士の争いなども含め、生命の安全と維持を図るために、悲観的な予測をするようにできているというような内容だった。もう一度いう。あまり正確な記憶でもない。ほぼこのようなことだったというレベルで受け止めていただきたい。

私は、曖昧ながら、その思いは、何故か記憶して残っている。
ある意味、同感し納得したからだ。

確か、人間があまりにポジティブであったら、逆に、今のように生きながらえなかっただろうというという意味のことも触れていたように思う。それを含めて、私は、その意見になるほどなと思った。

だとするなら、
私たちは、もともと無意識の中にネガティブな要素、つまり生命を維持し、身を守るための一定程度の悲観的な予測をシステムの中に取り込んでいると理解した。

短絡的に言えば、無意識は私たちの外側の環境について悲観的に予測し、それをどう切り抜けるかという構えを基礎的に持ち合わせているということだろう…。
この考えが正しいと仮定するなら、私は、正しいと思っているのだが。

私たちの無意識依存の生き方は、常に、ネガティブが前提にあるということだ。
実際、物理次元で観てもそれが言える。

私たちが、ちょっとした怪我をすれば、出血し、雑菌やウィルスなどから身を守ろうと、体のシステムが働くようだ。それが、もし、無意識が、あまりにポジティブであれば、
「別に、どうってことないんじゃない」と、言葉にはしないだろうが。

同じ状況で、出血しっぱなし、雑菌に犯されても、「問題ない。問題ない。」と何も対応しない。極端を言えば、そういうことだ。

物理次元で働くことは、精神面でも同じはずなのだ。辛い記憶は、一概に程度もあり、言い切れないが、大まかなレベルであえて言えば、長短はあるだろうが、時間とともに消え、薄れ、忘れるようにできている。

何が言いたいかというと、私たちの無意識は、前提として、悲観的に物事を見ているということだ。

生命の維持、保全管理ができて、何が悪いのか。
そのレベルにおいては、もっともな、優れた機能であり、ちっとも悪くない。
素晴らしいの一語だ。

だが、
ここに落とし穴もあるのだということだと思う。
     
    「創造はいつも起きています。人が何かをふと考えた時でも
     だらだらと考えている時でも創造は起こっています。そして、
     その思考から何かが出現しつつあるのです。」

    (「ザ・シークレット」ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳]
      角川書店: p37 マイケル・ベルナルド・ベッグウィッズ氏の言葉より)

スピリチュアル・リーダーが言っているのは、その落とし穴のことだと思う。

思考が現実化すること。思いを現実化させるという時。

鏡のような私たちの思いを反映している外側の物理次元の世界と
向き合っているときに、私たちが、あまりに精神世界のレベルで、
悲観主義的な予測とその対応システムの構えをプログラムされている無意識に依存したままでいたら、そのときに何が起きるだろうか…。

私の目の前に起きる出来事に対して、悲観的にモノを見やすいということだ。
そして、
私たちの内側にあるその悲観的な思いが、また外側の現実を創り出してしまうという
悪循環を起こしやすいということだ。

    「自分の考え方を意識して選べば、自分の人生を変えることができるのです。
     希望が全くない状況などありません。あなたは自分の人生の全ての状況を
     変えることができるのです!」

 (「ザ・シークレット」ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳]
      角川書店:p41 著者[ロンダ氏]の記述より引用)

よく言われる「目覚め」というのも、一面では、
その無意識性から抜け出すことを言っているのだと思う。
つまり意識的に自分の人生を選択し、決めていくことが、望む人生を創出していく方法として。

    「あなたの人生は、あなたが考えていることを映し出す鏡なのです。」
 (「ザ・シークレット」ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳]
      角川書店:p43 著者[ロンダ氏]の記述より引用)



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