考えること、感じることとは、望むものを手に入れるための原因を創り出す周波数となる。
「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)
には、興味深くなるほど「思考と周波数についての3つの記述」がある。
それは、すべてを同じことを言っている記述なのだが、
それほどまでに力を込めて、著者ロンダ・バーンが言いたかったことなのだ。
その1番目
「あなたの周波数を決めているのは、あなたがその時どのように考え、
どのように感じているかなのです。あなたが望むものもエネルギーで、
同じように振動しているのです。」
(「ザ・シークレット」:p251より)
周波数を決めているもの。それ、すなわち「思考」であると。
その2番目
「あなたが欲しい物のことを考えるとその物と同じ周波数を発信します。
同時に、あなたは欲しいもののエネルギーもその周波数で振動させるのです。
その結果、あなたはその物を自分に引き寄せるのです。」
(「ザ・シークレット」:p251より)
思考が、周波数を発信しているということ。
その3番目が、
「あなたが欲しい物ことを考えたり、感じたりすると瞬時にその物の周波数に
同調します。するとその物のエネルギーが、あなたに向かって振動して来て、
あなたの生活にそれが現れるのです。」
(「ザ・シークレット」:p252より)
欲しいもののを考えたりすることが、欲しいものの周波数に瞬時に同調するということが
述べられている。
思考することが、周波数の原因となって、「引き寄せの法則」が作用し、結果を生み出すというのだ。この3つの記述こそは、私は、一つのラインから別のラインへ、望むラインへのシフトを示唆している言葉であると思った。
特に3番目の記述は、
ラインからラインへのシフトそのものの別表現だと感じ取った。
つまり
欲しいものを考えたり、感じたりすることが、今いる人生のラインから、その望むものがある人生ラインへの移行が行われるという意味でもあるのだ。
「引き寄せの法則」は、自分を基準に、相手が、あるいは欲しいものがやってくるかのように表現をしているが、見方を変えると、
欲しいものがあるそのサイドから見ると、
その望むものがあるラインへ私たちが移行(シフト)するという考え方も成り立つということだ。
どちらを基点にして観ているかなのだ。
それは、相対的なものであり、結局どっちでもよくて、
私たちが周波数を創り出すことで、望むものがあるラインを引き寄せる。
あるいは移行するということだ。そのどちらでもあるということだろう。
私たちは、欲しいものを考えたり、感じたりすることが、望むものを手に入れる近道であることをよく知る必要があるようだ。