ビタリー博士の「ザ・キー」(ジョー・ビタリー[著] 鈴木彩子/今泉敦子[訳]
イースト・プレス)から引用させていただくが。
ハワイの癒しテクニック技法を実践するイハレアカラ・ヒュー・レン博士の話には、
率直に驚いた。その話は、個人的には、何かの折に、インターネットの検索を
くり返すうちに偶然知った内容だった。
そして、たまたま手元にあった「ザ・キー」に、以前、ホ・オポノポノの話があったことを思い出し、ページをめくり返して、その同じ内容を見出すことができた。
詳細は、インターネットで、ビタリー博士が、自身で書いた記事らしいものが、
見つけることができた。
この「ザ・キー」にも、あらましが出ているので、まずは、
レン博士が実践したエピソードについて、記述してみたい。有名な話なようなので、
ご存知の方もいるかもしれないが。
「ザ・キー」によると、
「レン博士というひとは、触法精神障害者を収容していた病院のセラピストで、
病棟にいた患者全員を癒したひとです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
とある。
触法精神障害者とは、社会的な犯罪に関わった人たちで、精神などに疾患があり
刑事責任能力が問えないと法的に認定されて治療を受けている人たちをさすようだ。
患者全員を癒すということにも驚くが、その方法が、あまりに特異で、
そのまま、すぐに分かったと言えるようなことでなく簡単には理解しずらい。
「患者たちは、かつては危険だからという理由で手足を縛られたり、
鎮静剤を打たれたりしていました。
博士は『ホ・オポノポノ』と呼ばれるハワイ式の癒しのテクニックを
使ったのです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
とある。
ビタリー博士は、このときから、
レン博士のこのテクニックを学ぶに至ったという。
だけでなく、レン博士とともに「ゼロリミッツ」(日本版のタイトル名は、
「あなたを成功と富と健康に導く ハワイの秘法」)という共著もある。
何より不思議なのは、レン博士の治療方法にある。
「レン博士は精神障害の患者を治療しているとき、ひとりの患者も変えようと
しませんでした。カルテを読んでひるんだそうです。患者のなかには殺人犯や
レイプ犯もいて、彼らはおぞましい罪をおかしていたからです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
と述べ、レン博士の治療の根源に行き着く。
「カルテを読むにつれて、何かが自分のなかに沸きおこるのを感じた博士は、
『ホ・オポノポノ』のプロセスを自分の心のなかで行いました。
自分自身の内側で、それを行うにつれて、患者が変わってきました。」
(前出「ザ・キー」より引用)
というのだ。
実際には、レン博士は、患者を直接診ていないのだという。
レン博士は、博士自身の心の内に働きかけて、
大いなる力に対して、
「ごめんなさい。」
「許してください。」
「ありがとう。」
「愛しています。」
という
言葉をくり返したのだという。
「(レン)博士は4つのことばを他人に向かって言っているのではありません。
声に出してもいません。ひとを見ることさえもしていないのです。博士は、
あらゆるものがその一部となる、人間を超えた大きな力にむかって話しかけて
います。」
(前出「ザ・キー」より引用)
とある。
この話には、ただ、ただ驚く。
だが、受け入れることができれば、
次のことが、分かってくる。
「私は、私である」ということを。
この私とは、
大いなる宇宙(力)そのものであり、その(個別化された)大いなる宇宙(力)の一部だ
という証であり、レン博士の話は、それを示唆しているということだ。
「私たちは個人を越えて、宇宙の力に結びつけられるのです。
あなたの体はあなた個人のものですが。あなたが発する『私は』と言う
言葉は、宇宙的なものです。」
(「マスターの教え」ジョン・マクドナルド[著]
山川紘矢+亜希子[訳] 飛鳥新社)
「この宇宙には、ただ一つの『私』しか存在しません。」
(前出「マスターの教え」より引用)
「あなたは『私』であり、あなたの世界のパワーそのものです。」
(前出「マスターの教え」より引用)
とある。
ビタリー博士のメッセージは、文字通りそれを受けるようなもので、
次のように示唆している。
「全世界はあなたの心のなかにあるのです。自分自身を癒すことで、
外の世界も癒されます。」
(前出「ザ・キー」より引用)
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