2-3年前までは、よく私の住む近隣の区域や町を歩いたものだった。
さらに自転車で遠出することもあった。
商店街から商店街を巡って行くの好きだった。地名は知っているが、
漢字や文字でその名を知っているだけで、一度も通ったこともない地域を行くのは、
特に好きだ。いまはその楽しみが、なかなか都合でできないが。いづれまたと思う。
初めて来た町の分岐点に立つときが、また楽しみの一つだ。
どちらへ行こうかと思う。それが三叉路だったり、それ以上だったり。
選択の幅が拡がるがるときは、ワクワクし楽しい。
こっちを行けば、どんなとこに行くだろう。何があるだろうと思わずにいられない。
その分岐点に立つときは、向こうに見えるところが、なるべく賑やかそうなところか。
何か雰囲気のありそうな町並みを選択するようにしている。
その選択は、私がしているつもりだが、実は、ちょっとした意味があるのかとも思っている。
私の魂(潜在意識)が、私の行くところを誘導しているのではないかとの思いだ。
ほとんど何も気づくことはできないが、きっと何かのサインが”ある”のだろうと思っている。
この町巡りは、人生の生き方の縮図を表したものだとも思えて。
ジェフ・ケラー氏の著作「成長の法則」(弓場 隆[訳] Discover)の本の帯に、
次の文言がある。
「一瞬のうちに人生が変わることがある」
(前出「成長の法則」より引用)
と、さらに、
級数を変えて小文字で、補足するように、
「準備ができている人には」
(前出「成長の法則」より引用)
とあり、
暗示的な示唆を投げかけている。
先ほどの町巡りの角の話だが、どの道を選択したかでも、
町の楽しみが変わることがよくある。
例えば、繁華街の町の裏道を行くと気づくことがある。
時折、住居と住居の間にスコーンと広い空間が抜けて、そこから表通りの華やかなはずのビル郡の裏側が見えたりする。
先ほどまで見ていたお馴染みのビルが、通りに面したところは、かなり見栄えを飾っているが、ビルの裏側は、かなり手を抜いているのだなと分かる。たまたま本通りではないもう一本別の道を選択をしただけで、その裏側が見えて、まったく違う側面を見ているようで、それなりに興味を惹く。
このことは、
私たちの人生の流れでも同じようなことが言えて、
必要に応じて、分岐点と出会う。
正確に言えば、私たちは、
いつもまっすぐに歩いているようだが、その気になれば、
どの時点でも分岐点があるのだと気づかされる。
前述した本(「成長の法則」)の、項目で、
≪30 幸せを選ぶ≫は、わずか見開き2ページ弱の内容ながら、
読む者の気持ちを、きっと明るくするだろうと思う。
ポジティブな考えや言葉などが無駄なく配され凝縮されている。
冒頭より、
「幸せはどうすれば見つかるか、まず、幸せになるかどうかは
自分の選択であることを認識しよう。」
(前出「成長の法則」より引用)
という。そして、幸せになる人は、
自身をポジティブに律しており、
「幸せになることを選び、幸せを感じる習慣を身につけている」
(前出「成長の法則」より引用)
と述べている。
そして、ここを特に記述したかったので、紹介をさせていただく。
「自分がもっていないものに対して不満を述べるのではなく、自分が受けている
多くの恩恵に感謝することを選ぶことである。そうすれば幸せになれる」
(前出「成長の法則」より引用)
と。
私が、もっともお気に入りなのは、
「感謝をすることを選ぶ」という文言だ。
(前出「成長の法則」より引用)
「感謝」は、私たちの人生にとって重要な「選択」なのだということが分かる。
ジェフ氏は、次の言葉を太字で強調しているので、押さえておきたい。
「幸せは、未来にあるのではない。それは、今ここにあるものなのだ。」
(前出「成長の法則」より引用)
と。
町巡りをしていれば、いつも良い事があるとは限らない。
稀に、ちょっとしたトラブルを見たり体験したりすることも決してないとは言えない。
だが、それは、私の心の豊かさや幸せの波動の度合いで、その要素が大きく変わってくると思っている。
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