陽があれば、陰がある。
ポジティブな感情があれば、ネガティブな感情が裏を成す。
ジョセフ・マーフィー博士は、
「うしろ向きな考えや、望みとは反対の感情が浮かんだら、
すべて取り除くこと。」
だと唱える。
著作「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」(富永佐知子[訳] きこ書房)の中で述べている。
ネガティブな感情は、ともかく抱かないに限る。考えないというしかない。
それに囚われるということが、最も悪い状態だからだ。
一切、フォーカス(焦点を当てない)をしないということだ。
ネガティブな感情こそは、
まさに「心の影」なのだとマーフィー博士は指摘する。
そして、その心の影にフォーカスしないためには、
「万物が生み出された原理は、たったひとつしかありません。
このことをいつも肝に銘じておいてください。」
(前出「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」より引用)
という。
その万物を生み出した原理とは、
無限なる生命の源=全宇宙的な法則を支配する大いなる意思の総体のことだ。
宗教的な意味合いを越えても、そこには「神」という認識は、ひとつの受け止め方だろう。
あるいは潜在意識の宇宙的な根源。
どう呼ぼうとあるいは位置づけてたとしても、
私たちがスピリチュアルな存在であるという事実を保証をしてくれている大いなる力は、
誰にも、無視も否定もできない。
その大いなる力を拠りどころとすべきだと指摘する。
いずれにせよ。
「その大いなる力が自分のためにはたらいて、望みをかなえてくれると考えましょう。」
(前出「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」より引用)
と勧めている。
また、ネガティブな感情や考えは、「心の影」だと言い切る根拠は、
「本物の力は意識の中にあります。」ということに由来している。
したがって、
恐れや疑い、不安などのネガティブな感情は、私たちがフォーカスして、”つまり考える””思う”という実践的な形で、力を与えない限り、そもそもが「心の影」なので、何の害もないとマーフィー博士は言っている。
さらに、ポジティブな思考でいられるためには、
望んでいることに信念を持つことだとしている。
まず信念とは、
「『望みのものが、もう存在している』と感じることです。」
(前出「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」より引用)
と強調している。
この信念の大いなる力の理解が深まるにつれて、
「呼びかければかならず力がこたえてくれると気づくでしょう。」
(前出「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」より引用)
という。
つまり、望むという作用が、全知全能の力の働きにより、望む度合いに応じて、それに
ふさわしい反作用があるのマーフィー博士が言う。
「すべてを請け負った全知全能の力が、あなたを成功へ駆り立てるのです。」
(前出「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」より引用)
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