何らかの宗教的な意味合いとしてではなく。
ただ概念として、大いなる宇宙全体を司る法則の支配的な意思――つまり絶対的存在として、以下にあえて”神”という言い方をさせていただきたい。
その神とは、個人的な解釈だが、宇宙全体を貫く潜在意識を通じてコンタクトする総体あるいはその根源だと思ってもいいのかもしれない。
R.W.トラインは、著書の『人生の扉をひらく「万能の鍵」』(吉田 利子[訳] サンマーク出版)の中で次のように言っている。
「すべては神から生まれ、神のなかにあり、神でないものは何もない。
したがって、わたしたちは神のなかで生命を得て、動き、存在しているわけで、
神は私たちの生命であり、人生そのものなのだ。」
(前出『人生の扉をひらく「万能の鍵」』より引用)
R.W.トラインは、西欧の宗教的世界の環境に生まれ育ち住んでいた人なので、私が冒頭に言っている意味の「神」よりも、ずっと色濃く宗教的な意味合いが、強いかもしれないが。
その部分を踏まえて言うが、
「わたしたちは、神の生命の一部なのだ。」
(前出『人生の扉をひらく「万能の鍵」』より引用)
とも言っている。
R.W.トラインのこの言葉の持つ意味の深さは、宗教的な色合いを越えて、極めて重要な示唆に富んだ言い方だと、私はずっと思っている。
多くの成功法則の考え方には、少なからず、この”神と私たちは、同じものである”という概念が根底にあり、その延長線上に宇宙全体の意識の概念があるからだ。
この基礎的な考え方があってこそ、私たちの潜在意識には、まさに神的な無限の力が宿っているとしている。
私は、この概念を受け入れている一人だ。
受け入れられるようになったと言う方が、より正確かもしれない。
こうしたことを含めて、
ジョセフ・マーフィー博士の以下の言葉に触れると理解しやすいだろう。
「宇宙はあなたの祈りに従う」(ジョセフ・マーフィー著 奥野節子[訳] ダイヤモンド社)
からの引用だ。
「神の偉大な法則においては、自分が実現したいと望んだものを実現できない理由は
ありません。この肯定的な考えを信じ、それに従って行動してください。
自分の心のはたらきを知ることは、あなたにとって救いとなるでしょう。」
(前出「宇宙はあなたの祈りに従う」より引用)
さらに、
「心には隠れた力があります。心の中に目を向け、力を見いだしましょう。
前向きなイメージを持ってば、この大いなる力を引き出し、
望みをかなえられます。」
(「世界一かんたんな自己実現法」ジョセフ・マーフィー著 富永佐知子[訳] きこ書房)
と、何よりもまず、”前向きなイメージを持つ”ことの重要さを強く示唆している。
そのことで潜在意識の隠れた力を引き出すもっとも近道な方法だとも述べている。
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