夢見心地☆紙に書く「自分宣言」の効用 ★20#0325

紙に書くということは、やはり成功法則の中では、絶対、見落とせない方法の一つだ。
いや、見落としてはいけないものだ。

「自分自身に言い聞かせる言葉を、朝晩２０回は書こう。」と推奨しているのは、
Ｂ・スイートランド氏だ。
『「私はできる！」黄金の法則』（桑名　一央[訳]　知的生きかた文庫／三笠書房）の中で、語っている。

朝と晩に拘るのは、寝起きと床に着く前の数分間前だ。その時間が、顕在意識の邪魔が入りにくいということが理由で、もっとも潜在意識に願いや希望を刻印するのに最適だからだ。
Ｂ・スイートランドは、この時間帯に、前向きな考え「自分に言い聞かせる言葉」（前出）を、紙に書くと効果があるというもの。

私の勉強してきた実感として、たとえば
「私は、ますます成功しつつある。」というような言葉を、
２０回以上書くことはお勧めだ。

健康に不安があるなら、
「私は健康で強くなりつつある。」というような言葉が最適だ。
もっと良いのは、
「私は幸せだ。」と書くのが一番いいだろう。

たとえ、いまがそんなに恵まれていなくても、いまの時点で幸せだなと思うことは、
感じ方の問題であって、何々があって、何々ができて、「幸せだ」と条件づけしないということにおいて、いまこの時点について思うことだから、抵抗が少ない。
顕在意識の邪魔が入りにくいからだ。

こうしたことを毎日の習慣にし、紙に書くということが、「自分宣言」だ。

ただしすぐに効果は出てこない。個人差も当然ある。としても、焦ってはいけない。
これを毎日続けていれば、かならず、確実に潜在意識に刻印できる。

神田昌典氏も、「非常識な成功法則」（フォレスト出版）の中で、
次のように述べている。
　　　「目標は紙に書くと実現する。
　　　　もう一度、言うよ。
　　　　紙に書くと実現する。

　　　　そう紙に書くと実現しちゃうんだ。」

と、紙に書く効用を、大袈裟でなく声高に強調している。
神田氏は、目標と言っているが、もちろん「自分宣言」に置き換えても効用に変わりはない。

特に神田氏は、「なぜ紙に書けば実現してしまうのか？」（神田昌典著　前出）については、
続けて、次のように述べている。
　　　「本当に不思議だった。
　　　　私は調べた。すると、その理由は、脳のメカニズムにある、
ということがわかった。」

この後、前出本の中では、脳の偉大な力について、コンピュータに置き換えて説明をしているが、
要約すると、現存するコンピュータをはるかに凌ぐ、その「とんでもない」処理能力の高さと抜群の検索機能だろうという。

　　　「ミッションを持つことにより、アンテナが張られ、必要な情報を
　　　　すべて拾ってくる。
　　　　さらに実現したいことを目標として紙に書き、潜在意識にインプット
　　　　しておけば、
　　　　その実現に必要な情報を、脳は集め続ける。」
（前出「なぜ紙に書けば実現してしまうのか？」より引用）

と詳細にページを割いて分析を加えている。

神田氏は、紙に書いて、箪笥などに仕舞っておいても、もちろん、効果はあるが。
さらに、それよりも、

　　　「目標を書いた紙を、夜寝る前にボヤ～と眺める。そして朝起きたときに、
　　　　またボヤ～と眺める。それだけ。」
（前出「なぜ紙に書けば実現してしまうのか？」より引用）

これを繰り返すで、効果がいっそう高まるとそのやり方を薦めている。

ヘンリエッタ・アン・クロウザーも、同様に、
「夢を紙に記すと、脳はあなたがその夢をつかむのを見ようと、ふだんより余計に働くようになります。」
（「夢は、紙に書くと現実になる！」ヘンリエッタ・アン・クロウザー著
　　野津智子訳　ＰＨＰ文庫）

と述べている。

『イット・ワークス　夢をかなえる赤い本』（ＲＨＪ[著]　三浦　哲　訳/解説　成甲書房）
でも、ほんとに欲しいものを見出すまで、何度でも書き換えると良いと、
紙に「欲しいものリスト」を毎日書くことを薦めている。

Ｒ.Ｈ.ジャレット氏だが、

「自分がハッキリした変化を望むなら、それを達成できるのです。」と、
やはり、紙に書く効用を唱えている。

これら４氏だけでなく、かなり多くの成功法則の賢者たちは、紙に書くことの効用を伝えている。冒頭のＢ・スイートランド氏の自分宣言は、そうした紙に書くことの効果を利用したものだ。