フィリピン・パブ☆再来日後の「キテキテ」営業コール #22

フィリピン・パブ

前回、サヨナラパーティの事を書いたが。
実は、彼女もこの店で2度「サヨナラパーティ」を行っている。

その1度目のサヨナラパーティのことは、ほとんど覚えがない。
彼女が来た最初のシーズンのことが、ほとんど覚えていないのだ。

もちろん私が店に通い詰めて、彼女が売上げに貢献したことは、
自信を持っている。

「エー。どんな自信なんだよ」と、いま自分に突っ込みを入れた。

帰国する前に、店で何度か、彼女と話し合った。
またこの店で働けるように「シャチョウサン 二 オニガイシテミル」
ということで、彼女は決めていたし、二人の気持ちは一致していた。

「でも、そんなことできるの?」
「ワカンナイ ケド ダイジョーブ オモウ」
と、私に説明していた。

この店でなければ、大宮や横須賀、
あるいは他の地方にもなる可能性があるということだった。

それでも、繰り返し。

「シャチョウサン 二 オニガイシテミル」
と述べて、

それから、数カ月後に、事実、彼女は再びこの店に戻ってきた。
ある日の午後、

彼女から、私の家に電話が掛かってきて。
「キテ、キテ」コールをされて分かった。

この頃、まだ店は、そこそこ賑わっていた。

華やかなダンサーのステージと店の女性たちの紹介を兼ねたショータイムもあった。

間をつなぐように、
カラオケタイムも交互に行われていた。

彼女が来た最初のシーズンは、彼女を指名して、
数カ月で、一度、帰国した。

そのときに行った同伴デートが、お台場だったのだと思う。

そして、彼女が、1度目のサヨナラパーティをする間近の頃、
店が休業の日、やはり彼女の買い物に付き合った。

「ウエノ 二 イキタイ」と言う。

家族に、お土産を買っていきたいということだったので。
これも、
彼女たちの情報網で、
上野のアメヤ横丁が何でも安いということを知っていたのだ。

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