ジョー・ビタリー博士の「ザ・キー」(ジョー・ビタリー[著] 鈴木 彩子/今泉 敦子[訳] イースト・プレス)のメッセージは、インパクトがあると思っている。
「あなたが人生で経験することは、すべてあなたが『引き寄せ』たのです。
悪いことが起こるのは、あなたが無意識で引き寄せたからです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
私たちの状況や状態が、十分に恵まれないのは、
私たち自身の内部の問題というより、どちらかといえば、
外部に原因があるという誤った思い込みと、責任を外部に見出すことで、
どこか自分に甘えたい部分を、
このメッセージは、ピシャリと押さえ込んでくれている。
ビタリー博士のこの言葉は、さらに、
私たちは、私たち自身の責任において自らの状態、状況、環境を受け入れるべきで。
その必要があるという自覚をきっちり促すメッセージを伝えている。
同様なことは、
ジェフ・ケラー氏の著作「いつもうまくいく人の成功法則」(ジェフ・ケラー[著] 弓場隆
[訳] =SoftBank)
の中にも、次の指摘がある。
「あなたの過去の思考は、あなたを今日いるところに導いてきた。そして、
あなたの現在の思考があなたを将来の地点へ導いていく。」
(前出「いつもうまくいく人の成功法則」より引用)
とそう述べた上で、
もっと具体的で分かりやすい記述をしている。
「人生のすべての領域における結果は、
あなたが自分について深く抱いている思考を反映する。」
と述べ、さらに続けて、
「自分の経済状態を考えてみるといい。
あなたはその分野でどういう思考を抱いているか?
お金が足りないといつも考えているのではないか?その思考(お金の不足)に
固執すると、あなたは自分へのお金の流れをくい止めることになる。」
(前出「いつもうまくいく人の成功法則」より引用)
と。
私たちは、私たち自身がいま仮に自分をどう思うことがあっても、
気づかないうちに、
私たちは、見事なほどに自分のなりたいものになっているということだ。
「こんな状態は、望んでいなかった」といっても、
私たちはそうなるべく思考し、行動の制限を受けてきた。
たとえば、毎日の生活の中で、これといった野心を抱くこともなく、
努力は嫌いだ。面倒なことも困る。
ただ何となく…。惰性で毎日を過ごしていれば、
それは、それでアリで。それで良し。
となれば、その結果になる。
単にそれだけのことだ。惰性を好んでいる自分の姿に。
それは、誰の責任でもない。
その惰性を自ら好んで選択した自分に責任がある。
それを意図して”選択”したのだから。
DVD映画「ザ・シークレット」の中に登場してくる大魔神のジニーにしても、
ご主人さまである私たちの態度が「ただ何となくの生き方」なら、
それを知って私たちの心を汲んだときに言える言葉は、
「お望みを叶えます。」と返してくる。
”私たちのなりたい”感情や思いは、気づかないうちに、
いつしか潜在意識を支配し、
そうなるように手なづけている。
ならば、
ジェフ氏は、私たちに心の姿勢を変えるべきだと主張する。
そのためには、ポジティブな考えを持つ習慣づくりを目指すべきだという。
「私たちは、自分が考えているような人間になる。
この考え方は、『優勢な思考法則』と呼ばれてきた。
つまり、私たちを現在の優勢な思考の方向へと駆り立てる力が
自分の中に存在するということだ。」
(前出「いつもうまくいく人の成功法則」より引用)
だからこそ、
「ポジティブに考えることが習慣になるまで自分の心をコントロールし、
毎日ずっとポジティブに考えなければならない。」
(前出「いつもうまくいく人の成功法則」より引用)
という。
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