欲しいものを明確にするという意味では、
まず、新約聖書の中のイエスの言葉はその筆頭にあげて良いだろう。
「ザ・シークレット」は、創造の方法を「新約聖書から引用」(p81)したと
はっきり述べている。
その箇所は、
マルコの福音書 第11章24節 や マタイの福音書第21章24節 などからで。
特に、以下の部分だ。
「なにごとも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。
そうすれば、そのとおりになるであろう。」
(「ザ・シークレット」ロンダ・バーン【著】 山川紘矢+亜希子・佐野美代子【訳】
角川書店刊 p93 マルコ伝引用)
「なにごとも祈り求めることは」という状態が、すでに、欲しいものが明確になっているからこそを祈ることができることであり、加えて明確だからこそ、
すでにかなえられたと信じる準備ができているということでもある。
ここで言う「祈り」とは、
言い方をかえれば目に見えない偉大なる力に「お願い」をすることだ。
目に見えない偉大なる力とは、
「ザ・シークレット」では、欲しいものを現実化する創造の方法として、
3つの願望実現の段階・方法を紹介している。
その創造の実現の3つの方法として、
《お願いする》《信じる》《受け取る》ことだと述べている。
《お願いする》とは、欲しいものを「明確にする」ということだと述べている。
続く、《信じる》《受け取る》とは、
前述した新約聖書の言葉を引用し、
つまり具体的に
「なにごとも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。
そうすれば、そのとおりになるであろう。」
「そのとおりになる」という部分が「受け取る」ことを含む。
さらに「ザ・シークレット」(p79-p81)の中では、
なぜ、「そうすれば」願望実現が果たせるのかを説明している。
それは、次のようにである。
偉大な師やアバター(神の化身)たちの中には、
「物語によって、宇宙がどのように働くのかを教え」ているとして、
(前出:「ザ・シークレット」p80より)
「アラジンの魔法のランプ」のストーリーを取り上げている。
「ザ・シークレット」は、
その物語の魔法使いジニーについて、
無限のパワーを持つ宇宙そのものであり、その象徴の化身だと述べる。
「アラジンはいつも欲しいものをお願いする立場にいた事を忘れないでください。
そして、宇宙があり、宇宙がジニーという事なのです。」
(前出:「ザ・シークレット」p80より)
まさにジニーが宇宙の化身であるからこそ、
アラジンの物語の中では、どんな願望実現をも可能にできたということだ。
そのことの理解を、分かりやすくするために、
以下の引用部分をジニーを「宇宙」に置き換えてみると、
非常にわかりやすくなる。
「ジニー(宇宙)はあなたの命令に従うだけなのです。
ジニー(宇宙)が「引き寄せの法則」です。彼は(宇宙)は
いつもそばにいて、あなたの考える事、話す事、行動する事のすべてを
聞いているのです。」
(前出:「ザ・シークレット」p81より)
偉大な師やアバター(神の化身)たちは、私たちの願望実現を宇宙がすべて引き受けてくれる
事を教えているのだ。
だから、私たちがすべきことは、欲しいものを「明確にする」ことで、あとは、宇宙に委ねその意志に従って行動すれば、自ずから願望実現が果たせると示唆している。
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