今回は、プライベートな痴話ばなしをひとつ。
私は、地元で小さな集合住宅3棟(およそ100世帯強が居る)の自治会長をやっている。会長などと言えば、およそ現役を退いて暇を持て余す高齢の老人のするものと思われるかもしれんがいが。実は、そうでもない。都内は、高齢化が進み、自治会や町会などの会長などの成り手のいないところもある。
私自身はといえば、あれこれ生活のための仕事をしているし、暇ではない。
中年以降であることは認めるが。暇なヨボヨボの爺さんだとは思ってはいない。
どちらかと言えば、PCと積極的に向き合う忙しい部類だ。
そんなわけで、私の場合は、成り手がなく、会長を引き受けた。
先に言っておくが、以下に記述することは、自慢話ではない。
今回、ここでは、不覚にも陥りやすいトラブルについて、
よくあることを書いてみたいと思っている。
会長になったのは、前会長から、勧められたとき、目的があって、あえて、
進んでなったカタチだ。様々なこともたくさんあるが、詳細は、省かせていただく。
まず私は、変わりものなのだ。
そこで、私は、いま、ちょっとした体験をしている。
そのことであることに気づいた。
前会長は、世話好きな方で、人格者だ。だけに、いま以て、
お隣さんの迷惑キャラに悩まされる住人たちから、
「ちょと見かけないバイクが、いつまでもあるから張り紙をして注意をして欲しい」とか、
「何処そこの家から、なんか変な匂いがするから文句を言ってきてほしい」
などというような、小間使いか何かのような相談を受けているらしい。
会長職を辞して、いまだにだ。
前会長を挟んで、ワンクッション置くカタチで、トラブルがこちらの耳にも届く。
つまり前会長から、当方に、後で、こんなことがあった的な話を聞かされる。
それは、私が、まだ新任の会長のときは、そういうことがしばしばあった。
前会長より、年齢がずっと若いため、
「あんな人じゃ頼りにならないからダメ」というニュアンスや、様子見も含めて、
敬遠されているからなのだろうと思う。
私にとっては、それはそれで「それでいい」と思っている。
ほんとに、それで、ありがたい。
些細なことで、他人のトラブルに引き込まれたくないからだ。
前述の異臭騒ぎでは、
いまも、まだ臭がするから、私に、○○さんの玄関先に行ってみるといいなどと、
前会長が口にする。
その匂いで、不快になるような話を、前後して聞かされて、かなり、うんざりしているが。
一日おいて、一応、行ってみると、なんの匂いもしない。
もし、匂いがしても、仮に会長だということで、
どんな権限があるというのか…。人のプライバシーには、簡単に踏み込めいないし、
こちらも踏み込むつもりなど、毛頭ない。
大家でもないし、管理人でもないのだ。
所詮、他人に迷惑をかけているような人物は、
固より、警察でも呼ばない限り、人の言うことなど聞かない。
ならばといって、事件性もなしに、警察は、そんなことで、動くはずもない。
小さな集合住宅の自治会長などが、そもそも何の権限もない。
のこのこ出って言って、何らかの解決でも付けられるとでも思っているのだろうか。
呆れて、ばかばかしくもあり、モノが言えない。
それどころか、下手をすれば、
思わぬ相手から悪意のある危害を受けかねないのだ。
安全だという保証がない。
迷惑をかけている方もそうだが、実は、
被害者は、自らは被害者として距離をおきながら、
誰か別な人間に腹いせをさせればいいと軽く思っているのだ。
いま、社会全体は、他人に対して、善意で最初から迎いれるような、
穏やかな人物などは非常に少ない。
対応次第で、短絡した相手から、とんでもないことにさえなり得る。
迷惑をかけている人物も、モンスターだが、
こうした自己本位に相談してくる被害者も、ある意味、脇役モンスターなのだ。
自らがモンスターだから、モンスターを呼び込んでいることに気づいていない。
2週間程前に、区画の違う、向こうの高級マンションで、
「犬が泣いてうるさいから泣かせないように、注意してきて欲しい!」
などと。
私たち役員側に、気軽に声をかけてきた主婦が居た。
それも、ある意味、命令口調で「ねぇ、注意してきてよ!!」と
アゴで迷惑をかけている人物の方角を示し、人に指図する。
明らかに、この人物こそ、
被害者ヅラした主婦の脇役モンスターなのだ。
私の隣で、前から引き継ぎの副会長が、愛想を振りまいて、
それを軽く受ける。「向こうのマンションの管理人さんに言っておくわ」
私は、こういう話は嫌だなと思った。かなり不快だった。
町会全体、地区全体の利益になるような建設的な話でもなんでもない。
クソだ。
ただアゴで、人を動かそうとするような人物を相手にしたくない。
すべきでないと思った。
自分の気に入らない出来事を、他人の口を通じて、迷惑加害人に言わせたいだけなのだ。
私は、どちらにしても無視を決めている。
前会長からは、そんな態度じゃダメだ窘められる。
「みんな(住民)と、あーそうですか。と、うまくやってよ。」
などと、笑いながらハッパをかけられる。
「はぁ…」と、苦笑いする。
ほんとうにそうだろうか…。私はそうは思わない。
こうしたロクでもないことには、まともに付き合ってはいけないと思った。
私は、こうしたことを通じて、あることに気づいたのだ。
私が、無視を決めている間は、モンスターたちが居るラインには、
私は居ないのだなと。
そうした話に、少しでも注目した時点で、しばらく、余波としては、
不快な話を聞かされるラインか、もう少し踏み込むラインに、
巻き込まれるかもしれないが。今後は、無視を決め込もうと思った。
今後、モンスターを無視すれば、そのラインからは、距離が置けると感じた。
前会長は、そのラインに、自ら立ち入ってしまっているために、
なかなか抜け出ることができない…で、いるのだなと。
トランサーフィン的にいえば、これは、振り子であり、私たちが、彼らに対して、
何らかの感情を持つこと自体が、私たちをそのラインに押しとどめてしまうのだ。
正しく行うためには、無視でいいのだなと、ふと思った瞬間だ。
私は、いま取り組むべき社会有用性のある話に、
さらに注意を向けることにした。
モンスターを呼び込まない。あるいはフォーカスを避けるために。
私は、今日のブログを書いて良かったと思った。
モンスターにフォーカスした分、今後、その余波は、
別のカタチで私を少し悩ますのかもしれないが。
しかし、自分がモンスターたちに、このブログを通じて、
どう向き合うかを、整理できたことで、極めて明確になった。ありがたい。
危うく、不本意に自分を貶めてしまうところだった。
このブログをご覧いただいている、みなさんに改めて感謝したい。
ありがとうございます。
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