夢見心地☆最高の一日 ★20#0289

フィリピン-ピリピン

数日前、あるローカルな電車に乗る時だった。
やや遅れ気味なので、大きな交差点を越えて、途中踊り場のある長い昇りのエスカレーターに乗った。

そろそろ電車が来るころだと分かっていたので、1段越しに駆け上がった。
予想どおり、改札の向こうに、すでに到着した電車の先頭部分が見えた。
そこまでは、順調に思えた。

まだ切符を買っていないが、何とか間に合うだろう…。しかし、
切符を買い、改札を抜けた時だ。自動改札の切符を取り損ねた。電車は、扉を閉める放送をしている。焦った。後ろから他の客が、いまそこにいる電車に飛び乗ろうと、次々と私を越していく。

私は、切符を取り損ねた。振り向きざまに手を伸ばして切符を取り出そうとするが。
なかなか取れない。

切符の飛び出し口に、1cmほど頭が出ていた。
「おっ!」と、また、誰かが私の脇をすり抜けた。私は、その1cmほどの切符をつまもうとするが、焦っていたので、またもや失敗した。

すると、なんと切符は、自動改札機の中に、吸い込まれてしまったのだ。このことも、予想通りだった。切符は、取り損ねると、10数秒程度で、吸い込まれる仕組みになっていることを、知っていたからだ。「あーっ!」すべてあきらめた。

私は、無人の改札のインターフォンに、切符を取り損ねたことを告げた。
もはや電車の扉は、閉まってしまった。インターフォンから、
「いま、行きます!」と返事があった。しかし、オフィスは、30メートル先だ。
どう考えても、すぐは来ない。数分かかるだろう。

次の電車に間に合うだろうか。その方が心配だった。それを逃すと今度は、かなりまずいことになるな…と思ったからだ。
実際に来たのは、数分経っていた。

「これは、サービスなのか。」「乗客に対する嫌がらせなのか。」

言うまでもなく、事実が、物語っている。
乗ろうと思っていた電車は、とっくに、出てしまった後だ。
私は、文句言いたい気持ちがあったが、言わなかった。でも、誘惑はあった。一言、言ってやりたいと。というのも、併せて、車内放送が、やたらしつこくうるさいことも注意してやろうかと思ったからだ。しかし、止めた。

とはいえ、
日本語、英語、韓国語、中国語で、駅ごとに同じ話を4回も繰り返されたら、さすがに文句も言いたくなる。それでも、懲りず、車内は警戒警備中だの。携帯電話の使用を控えろだの。荷物は、椅子の横に置くな。棚の荷物は落ちないようにしろだの。車内放送が沈黙している時間が、ほとんどないのだ。つまり、

この電車は、やたらうるさい説教電車なのだ。
いま、山手線にしろ、京浜東北線にしろ、放送がやかましく、しつこく、うるさいことに、皆さんは、気づいているだろうか。私は、本を読みたいと思っていても、アナウンスのボリュームが大きく、集中ができないで、イライラする。しかも、放送のほとんどは、本来、不要なものばかりなのだ。

客を馬鹿にしている。慇懃無礼の典型という奴だ。
我々、客に対して、あれやこれ不要な説教や注文を出している。その理由を、
いろいろ調べてみると、これは鉄道関係者等、責任をとりたくない上層部の思惑によるもので。
組織だったクレーマー対策の一貫らしいのだ。

どこそこから、つべこべ隙を突かれたくない。あれこれ言われて、面倒に巻き込まれたくない。
そうした上層部の自己保身が最優先していることが原因だ。
その意識だけが、強く働いて、本来の顧客サービスにとって何が問われ、何が大切かが、
まるで頓挫している。

所詮、組織的な問題だ。
下部の者にそれを言っても、それで変わるほど、建設的で柔軟ではない。金太郎飴の日本の組織構造は、国をはじめ、末端の企業のすべてに亘って、とんでもなく角質化しているのだ。

まさしく、これは、ヴァジム・ゼランド著作の【「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン】(ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)の中で指摘されている硬化し巨大化した「振り子」そのものなのだ。
余談に走ってしまった。今回は、その話ではない。いづれ。

そうした思いが一瞬で駆け巡り、言うべきでないと強く思った。
これがまずいんだと思ったからだ。ともかく、不満に思うことが、
何よりまずいんだと自戒し思った。

その瞬間、私自身驚いたのだが、無意識にパフォーマンスしていることに気づいた。
自然に2-3度拍手して、この事態を「やったぁ!ツイてる!」って、思わず小声で、口にしたことに、気づいて、私は最高に喜んだ。状況から言えば、時間に送れ、電車に乗り遅れ、切符を取り損ねて、次から次と度重なる問題が起きた。

私は、自分に訪れたネガティブな状況を賞賛して、あえて迎えることができた。このことを、最高に有難くうれしく思った。

さらに、後付で自分に言い聞かせた。
「自分は助かったのだ。今、行ったばかりの快速に乗れば、きっと何か、
良くない問題が起きたかもしれない。

乗らなくて正解なのだ。自分は不思議な力に守られているのだ。
有難いことだ。」と感謝した。そう言い聞かせた。実際、そう思っている。
こうしたことには、目に見えない力による庇護が隠されている。
これで良かったのだと。

そして、この一見、ネガティブな状況をポジティブな感情で、置き換えるには、訓練が必要だと思っている。

前述の「リアリティ・トランサーフィン」の本は、前段、かなり難しい概念で、あふれている。あまりに抽象的で、理解しずらいが、かなり重要な示唆がある本だと、刺激を受けている。
特に、単純に言えば、意表を突くということが、この本の特徴ではないかと思っている。
それは、多くの場合、他の人やちょっとした事態に、意表を突くというのは、よくある話だが。

この本の変わっているところは、自分の思いに対して、
意表を突くことを提案しているように思う。

ネガティブな事が起きて、それにネガティブな思いで反応し、対応するのは、
きわめて当たり前のことだが、それでは、ダメだという。
そうすることで、うまく行った試しは、ないのではと著者は言う。
それなら、逆を突いてみる価値があるのではと。

つまり、ネガティブな状態にネガティブに反応して、それで実際に良くなるほうへ変わのるかというと、むしろ悪いことを考えれば、悪いことが起きるというように、もっと、悪い事態を引き寄せてしまう。

実際にそうだ。

だから、その、真逆の反応をすることを、勧めている。
まずネガティブな状況を受け入れること。
その上で、ネガティブ状況での自分の思いに、意表を突いてみるやり方だ。

例えば、ネガティブな状況から、そのネガティブなことには、一切フォーカスしないで、むしろポジティブな芽を探して、歓迎し、大いに喜んでしまうというやり方だ。この本は、その示唆が論理的に説明している素晴らしい本だといえる。



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★過去リンク
夢見についての気づき 2020年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/1084/

夢見についての気づき 2019年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/2798/

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